脂肪肝の治療に良い食べ物や肝臓に悪い栄養素
肝臓は復活する臓器とも呼ばれ脂肪肝になってしまった状態でも元に戻すことができます。
そこで脂肪肝になってしまった肝臓を少しでもいい状態に戻す方法で食べ物の対策でいくつか紹介します。
この記事は「林修の今でしょ!講座」のテレビ番組を元に作成しています。
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脂肪肝対策で食べる時間
まず食べる時の脂肪肝対策で食べる時間があります。
脂肪を溜め込むのに関わることでビーマル1という物質があるのですが、このビーマル1は私たちが食べ物を食べたときに脂肪として溜め込む指令を出している物質です。
そのためビーマル1が多いときに食べ物を食べれば脂肪として溜め込みやすく、逆にビーマル1が少ないときに食べれば脂肪として溜め込みにくいことが研究により分かっています。
そしてビーマル1が少ない時間帯は?と言う事になるのですが、カロリーが高い物を食べる時は昼の2時に食べると良いと言われています。
時間帯別のビーマル1分泌量グラフの図です。
昼の2時というと人によってはちょっと難しい時間帯でもありますね。
しかし図を見ると朝の12時から夕方の6時当たりまではまだビーマル1が少ないように見えます。
夜10時以降から飲み始めて朝まで飲んでるなんて事があると脂肪肝にとって最悪といえますね。
夜食べ物を食べると太りやすいというイメージは以前からありましたが、その原因がビーマル1だということが分かり今医学会で注目を集めています。
食べる物、鮭フレークで脂肪肝対策
肝臓に溜まった脂肪を排出してくれる栄養素を含んだ食べ物で意外なものがあります。
その食べ物は本当に意外な物ですが、鮭フレークです。
鮭にはDHAという物質が豊富に含まれていて、このDHAが脂肪肝の対策になる大きな働きをしてくれます。
肝臓に良い働きは2つあり、
中性脂肪の生成を抑える働きと、
脂肪の分解をうながし脂肪を追い出して脂肪肝に良い働きをしてくれます。
魚のDHAと鉄分量の図です。
他にもDHA含んだ魚やさらに多くのDHAを含んだ魚もあるのですが、
鮭の場合は鉄分が少ないことがポイントになっています。鉄分は弱った肝臓には良くないといわれています。
鉄分は肝臓に良さそうに思えもしますが、肝臓は鉄分を溜め込む臓器で、鉄分を摂取するとどんどん肝臓に溜め込んでいき肝臓を悪くする方に働いてしまいます。
そのため弱った肝臓には鉄分の取りすぎにも注意が必要です。
鮭フレークを選ぶ理由は他にもあり、たまに食べるよりは毎日ちょくちょくと食べてほしいということからです。
焼き魚や刺身だと毎日食べるのは難しくなってしまいますね。
番組に出演していた名医は肝臓のために鮭フレークを持ち歩いているようですね。
脂肪肝が気になって仕方が無い方は鮭フレークを持ち歩くといいかもしれません。
食べる量はたくさん食べる必要は無くご飯にかけて食べる程度の量で良いようです。
たくさん鮭フレークを食べれば良いというわけではないようです。
まとめ
脂肪肝はなった後でも元に戻す、治療すことができる。
カロリーの食品は12時~18時の時間帯に食べる。
夜は脂を溜め込みやすい。
脂肪肝を抑えるためには鮭フレークをこまめに食べる。
鉄分を多く含む食べ物は弱った肝臓には悪い。
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