高音低音ストレスにもなる耳鳴りのキーンやボーっと大音量の原因
耳鳴りが酷く、あまりに大きい場合や耳鳴りが止まらない場合にはストレスの原因にもなります。
そしてストレスの影響から鬱にもなる人も多いと聞きます。
ためしてガッテンでも紹介されていましたが、今現在耳鳴りに悩んでいるひとは300万人ほどいるようです。
この耳鳴りの原因、なかなか解明されなくていろいろな原因があるとされてきていましたが、最近になって約7割がこれと言ったことが分かりました。
高音のキーンや低音のボーっといった音はその音が聞こえないため、脳が視床と言う部分で調整する補正から耳鳴りとして聞こえるようです。
視床は脳への中継場所で、
音⇒耳→視床→脳と音が伝わるのですが、
この視床で音を増幅しすぎて脳のほかの信号を聞き取っているわけですね。
脳の調整により通常は聞こえないはずの現実には発生していない脳内の信号の音が聞こえているのです。
さらにこの視床が信号を増幅する作用は無音になった状態でも聞こえないと錯覚して起こるようで、静か過ぎる場所で聞こえる音がそれです。
約7割の人が悩んでいるのがこのような作用によるものになりますね。
他の3割は別の機能が悪いなど今まで言われていた原因もあるかもしれませんが、それで手の打ちようが無かった人がこの視床による原因だったそうです。
特に高音は老化によって聞き取りづらくなり、それにともなって耳鳴りも増えます。
こんな時に使えるのが補聴器です。
補聴器で高音領域を聞こえるように調整すると視床で信号を調整する必要がなくなり、脳内の信号は聞こえなくなります。
無音で耳鳴りが発生すると言いましたが、逆に周りの音が発生していてその音域が聞こえていれば耳鳴りは収まるわけなので、どうしても気になってしまう場合や耳鳴りがうるさくて寝れない場合には、テレビやラジオなどで音を発生させてそのときだけは耳鳴りを抑えることができます。
しかし本当に耳鳴りがいつでも気になっている場合には補聴器をためしてみるのがいいでしょう。