軌道

土星の衛星エンケラドスに地球外生命体が存在する可能性

土星の衛星にエンケラドスに生命体が育つことができる環境があるとして、微生物などの地球外生命体が存在する可能性が、とニュースになってますね。
説明長いですが要点は熱水活動が明らかになったことです。

土星の衛星の一つであるエンケラドスはエンケラドゥスとも呼ばれていて、エンケラドスと言うとギリシア神話に登場する巨人族の一人の名前でもありますね。
土星には62個もの衛星を持っていて名称がつけられているのは53つで、エンケラドスと同じようにギリシャ神話の関連した名前が名づけられています。

エンケラドスは間欠泉や氷、液体が着眼点になっているようで微生物の存在する可能性も以前から話に上がっていました。

エンケラドスは土星の衛星では5番目に大きく直径約500kmで土星から24万kmの軌道を公転しています。
氷に覆われ水蒸気が噴出するなど地表の活動が活発のようですね。

今回のニュースになったのは日米欧チームの研究結果からによるもので、生命が生息できる環境になっている可能性が高いということでした。

論文は3月12日の英 科学雑誌のネイチャーに掲載されました。

探査機によって観測された物で地表は凍りですが、エンケラドスの地下の海底に熱水の活動でできた物質を確認したようです。

熱水の活動が明らかにされたのは物質が二酸化ケイ素の微粒子のナノリシカと言う物で生成するには90℃以上の熱水が必要と言うことから、さらにそこから急速に冷えるとできる物質です。

土星の衛星エンケラドスに生命活動の可能性、熱水活動
Image credit:朝日デジタル(yahooニュース)

1997年に打ち上げられた土星探査機のカッシーニによって2007~2007年に手に入れた噴出物から明らかになったようです。

カッシーニは小惑星の名前でも使われています。
現在2015年なので探査物の解析には時間がかかるものなんですね。しかしこのカッシーニ、土星の探査機なのに周囲の衛星までさまざまなことが解明してきています。

地球でも熱水が噴出している海底ではさまざまな微生物が生息していることから、エンケラドスにも同様な場所が存在すると推測されているようです。

このような熱水噴出場所を生命誕生の場の一つとしていることから注目されています。

地球外生命体、宇宙生命体が存在する可能性はほぼ0とも言われているようですが生命を確認するまでにいたるでしょうか。
熱水の活動が確認されただけなので現段階では可能性はとても低いと思えます。

このニュースを後から土星に生命体がと言ってしまいそうになりますが、生命体存在の可能性があるのは土星の衛星のエンケラドスです。

送電距離と電力量を上げた無線送電技術【宇宙太陽光発電SSPS】

数日前に宇宙太陽光発電に使われる無線送電の実験が成功したばかりでしたが、早くも距離と送電量を伸ばした長距離実験に成功したようです。
これは三菱重工業が行っている宇宙太陽光発電システムの無線送電技術部分の実験です。
実験は地上で行っています。宇宙太陽光発電システムにSSPSと言う略称も付いているようですね。

SSPSの無線送電技術、送電部と受電部
Image credit:mhi.co.jp/(三菱重工)

この無線送電システム電波放射型と言われるもののようです。
前回は55mの送電に成功していましたが、今回は500mに距離を伸ばして実験されています。

前回は1.8kWのマイクロ波を受信して300W以上に戻していましたが、今回は10kWの電力をマイクロ波で無線送電して受信した電力の一部でLEDライトを点灯させた、とだけ報じられていますね。

10kWがマイクロ波の量なのか受信した電力なのかは分かりませんが、おそらく受信した電力量でしょうか。前回と比べて距離も送電電力も10倍以上になりますね。

この宇宙太陽光発電システムの太陽光パネル3万6,000kmの宇宙空間に打ち上げて静止軌道上からマイクロ波、レーザーによって無線送電することになるようです。

静止軌道は地上から見て静止してるように見える軌道なので地球の一点を狙うとすればレーザーの方向を常時大きく傾けたりする制御にはならなそうですね。

無線送電の距離と送電電力は国内最大だ、と言うことで特記してあります。

前回気になっていたマイクロ波が受信ユニット以外の方向へ照射する可能性ですが、マイクロ波方向を制御する制御システムの適用実験も行い問題ないとされたようです。詳細は載ってないですがこれも地上で行われたのでしょうか。

やはり照射方向の制御には高度な制御システムが必要なようで、これから情報が出てくるであろう異常が起きた場合に照射をやめるのか方向を地球からずらすのかなどの所にも注目したい。宇宙に自然災害がないといえど完全に安全な場所と言うわけでもありませんからね、電気回路の異常なども少なからずはあると思います。

地上の実証実験は「宇宙システム開発利用推進機構」が委託を受けた「平成24年度太陽光発電無線送受電技術の研究開発事業」の一環とされていますね。

前回のニュースではJAXA(宇宙航空研究開発機構)しか頭に入ってこなかったのですが、JAXAとはまた別のようで、宇宙システム開発利用推進機構とは衛星システムや打上げ、地上システムに関する研究開発と国際協力を展開行っている財団のようです。この手は名前が似てるし長いので一見間違えそうですね。

無線電力送電技術はこれまで有線で導線ケーブルを使って電流を送っていた物を無線にする技術ですが、今までありそうでありませんでしたよね、やはり使える量の電気を送ろうとするとその間は危険で電波のようにはいかないことからでしょうか、まさに宇宙と地上を結ぶような真上の場所くらいしか今は使えないのかもしれません。受電部の高さもある程度高くなるのではないでしょうか。

そう推測していたのですが、今回の実証実験の成功は地上のさまざまな場面で従来にない長距離の無線送電に道を拓くものとされています。地上同士でつながれることもあるのでしょうか、わずかな電力であれば送電する面積を増やして周りに影響を与えないなどもできそうだとも考えていましたが。

「送電線の敷設が困難であった場所への送電や、洋上風力発電から陸上への送電、また身近な応用例としては、電動車両への無線充電」と地上で多様されることを想定されているようですね。
少々空の影響が心配でもあります。

おそらくこれからさまざまな問題が浮上して解決を繰り返しますが宇宙と地球を結ぶ貴重なラインになる技術なのでマークしていきたい。

中国宇宙開発は真実や嘘と噂があるが現在の宇宙ステーション状況

中国の宇宙ステーション状況の情報が入ってきましたね。

中国の宇宙開発について調べていると嘘や真実と言った話題がでてきていますが、今回の物はしっかりとした計画ができているようですね。

伝えられた正確な日付はわからないけど3月5日くらいでしょう。

中国有人宇宙船のシステムチーフデザイナー張柏楠によって伝えられました。
中国宇宙ステーション開発

現在の中国宇宙ステーションの状況

2011年に打ち上げられた天宮1号と、2016年打ち上げ予定の宇宙実験室、天宮2号で生命時システムに関する実験を進めるようです。

2018年に宇宙ステーションを打ち上げ、2022年に作業が完了する予定といいます。

中国宇宙ステーションの建築作業において地球軌道を長期間飛行することが問題になるようでドッキングと推進剤を補給する技術が必要になってくるようです。

宇宙で地球からの物資を待ち、高速で地球を周回する中、足場も無く作業をするのはすごい精神力も必要そうですね。

安全上ありえなかったりするのかもしれませんが、長い建設中に宇宙ステーションから放り出されてしまわないかと考えるととても怖い。

長期間宇宙で滞在、閉鎖空間での滞在が目的か

中国では地球上でも閉鎖空間の小規模生物圏を作成して動植物で作り出したシステムを作ろうとしてきたようです。

宇宙ステーションでは国内外の科学者も収容することになり、多種多様の実験を実地することになります。

「人類が宇宙で長期滞在するためには、居住を長期的に維持できる環境が必要だ。これが生命維持システムで、二酸化炭素の吸収、尿の回収利用、呼吸による水蒸気の回収などが含まれる」

と言っています。

これにより人間が長期間宇宙で過ごすことに対する問題を断ち切っていくようです。

「技術者は、外界に依存しない、この閉鎖型システムのみによる生存を目指している」

とも言っています。

現在多種の問題がある中で、中国は閉鎖された空間、小さな空間で生物がどう存在していくことができるかがテーマになってるようですね。

NASAのケレス無人探査機ドーンがケレスの周回軌道に到着、何年もの時間をかけ

NASAの無地探査機ドーンが準惑星のケレスの周回軌道に到着しましたね。

ケレスはセレスとも呼ばれてセレスで呼ばれることもよく見かけますが、ニュースではケレスで呼ばれたのでケレスのほうが定着しそうですね。wikipediaでもケレスで登録されています。

ケレスは元々は惑星として発見されていましたが、太陽系外縁で似たような天体が次々と発見され、ケレスを上回る天体も複数発見されたので1850年頃から惑星ではなくなって、惑星と小惑星の中間になる大きさの天体として2006年に冥王星と一緒に準惑星として扱われることになりました。

無人探査機ドーンは2007年9月から7年半もの時間をかけて今ようやくケレスに到着です。
正確な時間は米東部の時間で3月6日の午前7時39分になります。

数日前から到着間近の話題が出ていましたのでブログで書こうかと思ってたらもう到着してしまいました。

まだもう少し先になりますが同じくNASAの無人探査機ニューホライズンズも7月には到着し最接近する予定ですね。ニューホライズンズももうすぐ到着と言うことで最近また話題にもなってきています。

ケレスの無人探査機ドーンは49億[km]、4,900,000,000,000[m]の距離を移動しました。

他の単位で表そうとしたら4.9Gmや4900Mmになるのかなと思ったのですが、メートルにG、ギガやM、メガを使われている例がないですね。メガにいたってはmmと間違われてしまう。

地球と太陽の距離を1AUとして数えるAUだと約33AUになりますね。

無人探査機ドーンは49億kmの旅をしたことになるのですが、太陽とケレスの距離は約4億kmで2.6AU~3AUしかはなれていません。

ケレスの軌道
Image credit:wikipedia

軌道が楕円なので少し太陽との距離が変わります。

太陽の周りを何週も渦巻状にまわって地球からの直線距離より約20倍程度の距離を移動したことになりますね。
こうのような軌道に関しては詳しくないのですが技術が上がった今ならまだ早くケレスに到達させることができるでしょうか。

無人探査機ドーンのケレス軌道
Image credit:http://blog.goo.ne.jp/bbsawa/

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