時間栄養学

一日のカルシウム摂取量は牛乳3杯、時間栄養学で寝る前に

カルシウムは主に牛乳などの乳製品や小魚などに含まれている栄養素ですが実は小松菜やチンゲンサイ、ほうれん草など葉物の野菜にも含まれています。しかしこういったカルシウムを摂るにしても効果的に摂取する時間帯があります。「たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学」ではなされた内容を元にカルシウムと摂取する時間帯について紹介します。

現在カルシウム不足で発症する恐ろしい病である骨粗しょう症が急増しています。骨粗しょう症は特に閉経した50代の女性に多いとされる病で患者数は増加の一途をたどり現在では患者数1000万人を超えています。骨粗しょう症になったスカスカの骨をそのまま放置してしまうとちょっと転んだだけでも大腿骨を骨折したり寝たきりになってしまうことも多々あります。

カルシウムを含む食品を摂取して日ごろから予防

厚生労働省が定めるカルシウムの摂取量は女性で650mg、男性で650~700mgと歳をとるにつれて多くなっています。
実際に厚生労働省が推奨するカルシウムが摂れているかというと難しいようで、野菜や魚にも含まれるカルシウムですが一番手っ取り早く吸収が多いのが乳製品です。しかしチーズやバターを含めて乳製品の摂取は日本ではなかなか普及されないようです。

摂取するにもかなり意識的に加えるようにしていかないとカルシウムの摂取量としては増えません。
カルシウムの摂取をふやすにしても現状を維持するだけでもかなり大変なことと言われています。

一日のカルシウム摂取量である650mgを摂取しようとした場合、
牛乳ならコップ3杯分ですむのですが、シラスでは小鉢10杯分、ほうれん草では1.7kgも必要になります。

骨が作られる時間帯でカルシウムが多い牛乳を飲む

摂取量が難しいカルシウムなので軽い有無を最も効率よく骨に変える時間帯を利用します。

最新の時間栄養学を研究している女子栄養大学の香川靖男先生によると、骨を作るためにカルシウムを摂取した方が最も良い時間帯は寝る前の1時間半から3時間半前に摂取すると良い言われます。

時間栄養学とは体内時計に合わせてどの時間帯になにを食べれば最も効率よく栄養が取れるかを研究する栄養学です。
例えば鉄分を採るなら体内で利用される朝に、お菓子を食べるなら脂肪を最も溜め込まない午後2時~3時に摂取するなど、体内時計によってコントロールされている栄養の吸収や排出リズムを活用します。

骨は夜に作られるものなので効率的に骨を丈夫にするなら夜摂取すると良いということです。

カルシウムは起床とともに脳や筋肉のエネルギーとして使われるため日中は骨から削り取られ、昼間にカルシウムを摂取してもなかなか骨には定着しません。
しかし夜就寝してから1時間半たつと再び骨を形成するために全身からカルシウムの取り込みが始まります。これが骨の作られる時間帯になります。

寝る1時間半前から3時間半前にカルシウムを摂取すればこの骨が作られる時間帯に重なるため、食事を改善する必要もありますがこの時間帯にコップ1杯の牛乳を飲むだけでもこうかがあるようです。

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