ダイエットやフルーツを大量に食べると脂肪肝の危険性
冬はお酒を飲む人も飲まない人も食べ過ぎたり運動不足になりやすい環境です。これが肝臓を悪くする第一の要因と言われています。
冬の間にこうして肝臓が弱ってしまうと肝硬変になっている可能性があります。
肝硬変は成人の3人に1人がなっていると言われ突然死のリスクが35.8倍も上がってしまう病です。
肝硬変と脂肪肝の違いと言うのを見かけましたが、
肝硬変はその名の通り肝細胞が破壊され肝臓が硬くなってしまうもので、脂肪肝は細胞が脂に置き換わっていく病です。
>>同番組の肝硬変の記事
この記事は「林修の今でしょ!講座」のテレビ番組を元に作成しています。
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内臓脂肪と違う肝臓の脂肪
肝臓は炭水化物やたんぱく質の栄養素を、もしものために使うエネルギーとして脂肪の形に変えて肝臓に蓄え、肝臓はエネルギーの貯蔵庫になっています。
しかし食べ過ぎてしまって余ったエネルギーは使われない余分なエネルギーとしても肝臓に溜まってしまいます。
そのため冬の間に肝臓は脂肪だらけになっている可能性があります。
さらに脂肪肝は内臓脂肪と決定的な違いがあります。
正常な肝臓と脂肪に置き換わってしまった脂肪肝の画像です。
この白く丸くなっている物すべてが脂肪です。本来正常な細胞であるはずの細胞がすべて脂肪に置き換わってしまっています。
内臓脂肪の場合は組織の上や臓器の外側に脂肪がたまっていくのですが、肝臓の場合は正常な肝細胞と入れ替わる形で脂肪になってしまいます。
そのため肝臓の細胞そのものが脂になってしまうと、置き換わった細胞は正常な働きをしなくなり危ない状態になります。
今現在の脂肪肝の患者数は過去30年と比べると約3倍に増えています。
なぜここまで脂肪肝の患者数が増えてきてしまっているのでしょうか?
3人に1人が脂肪肝と言う状態です。
フルーツダイエットで脂肪肝の危険性
脂肪肝は太ってない人でもなっていることが多々あります。特に無理なダイエットをした女性が脂肪肝になる危険性が高いといいます。
肝臓の脂肪はたんぱく質と結びついて全身に運ばれるのですが、ダイエットをしていてたんぱく質不足になっていると、肝臓から脂肪を運び出すたんぱく質が
無くなり運び出せなくなってしまいます。
さらにフルーツなどを食べることが多いと肝臓の脂として溜まりやすい果糖を摂取するため脂肪肝の危険性が高まります。
フルーツばかり食べてたんぱく質をとらないダイエットなんかをしていると危険ですね。
最近では食事をとらずにフルーツだけ食べている人がいるという話題も耳にしますね。
急に太ったり、痩せたりする場合も脂肪肝になりやすいようです。
このテレビ番組で出演していたイモトさんですが太ったり痩せたりすることが多いようで、脂肪肝のリスクが高いといわれていましたね。
もう一度触れますが脂肪肝になった人は突然死のリスクが35.8倍になります、それも3人に1人がなっているといわれています。
脂肪肝と突然死の密接な関係
肥満、高血圧、糖尿病、高脂血病という病がありますがこの4つを死の四重奏と言われています。
脂肪肝はこの4つがとてもそろい易く、この4つがそろうと突然死のリスク35.8倍をおうことになってしまいます。
まとめ
脂肪肝は成人の3人に1人、突然死のリスクが35.8倍上がる病。
脂肪肝は内臓脂肪と違い脂になった肝細胞は肝臓の働きをしなくなる。
ダイエットや急に痩せたり、太ったりは脂肪肝の可能性が上がる。
フルーツばかり食べていると果糖が脂肪肝の可能性をあげる。
肥満、高血圧、糖尿病、高脂血病は「死の四重奏」と呼ばれ脂肪肝だとなりやすい危険な病。
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