オイルダンパー

対策されないから起きるパンケーキクラッシュの原因とは

建物の1フロアだけがつぶれる、パンケーキクラッシュ
阪神淡路大震災では1階や4階、5階だけなど特定のフロアだけつぶれる被害が相次ぎました。
こうしたビルの倒壊を専門家たちはパンケーキクラッシュ呼び、直下型地震の特徴とも言われます。

この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。
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地震災害パンケーキクラッシュ画像:池上彰と考える巨大地震Ⅲより

パンケーキクラッシュを起こしたビルをよく見てみると鉄筋コンクリートの中から鉄筋がむき出しになっています。

ではなぜ頑丈なはずの鉄筋コンクリートがつぶれたのでしょうか。

パンケーキクラッシュはメキシコの1985年9月19日に起こったマグニチュード8の地震で建物がまるでパンケーキのように縦にグシャッとつぶれたことからこのように呼ばれています。

このメキシコの地震はテスココ湖を埋め立てた特殊な地盤にあったことから、長周期変動という通常より長い周波数、周期でゆれる振動の低周波振動ともよばれ振動でこれによる被害が注目された地震でもあります。

パンケーキクラッシュは軟弱な地盤特性と建築基準の甘さが原因とされて、デザイン性重視をしすぎた建物や駐車場やピロティーなど壁が無い場所、鉄骨のつなぎ目で起こり、柱が上の階を支えることができなくなってそのフロアをつぶすように倒壊します。

1981年に建築基準法が大幅に改正されましたがそれより以前の、現在(2015年)築35年以上のビルは首都直下地震で倒壊する可能性があります。

ゆれを押さえる建築としてオイルダンパーを使う構造があります
オイルダンパーとはビル中央の立体駐車場を囲むように住居棟を作り、その強度の違う二つの建物をゆれを吸収するオイルダンパーでつなぐことで互いにゆれを吸収し打ち消しあい見た目上でもほとんど揺れない建物を建築をすることができます。

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