事件,事故,災害

辺野古の新基地移設建設問題コンクリートブロック投下再開、環境問題について

辺野古に既知移設について環境問題のため反対、しかし賛成多数で地元の声が反映されて無いとしていた新基地移設でしたが、5日にまた新しく海底にコンクリートブロック2つを沈めたことが報じられましね。

2月16日に県から岩礁破砕により許可区域外でブロック設置の停止を指示していました。
にも関わらず防衛局では、停止指示により許可区域外での「ブロック設置の予定はない」と回答しコンクリートブロックの投下を再開したようです。

停止指示の後では初めてのブロック投下になります。
現状を回復するためにブロック撤去なども命じられるかとみられていましたが、ブロック投下は再開されました。

コンクリートブロックの投下により複数の場所で珊瑚の破壊が確認されており、一部の珊瑚でも生態系に大きなダメージを与えるとの見解もあります。

山城毅農林水産部長は「まずは事実確認をしたい」と話しているが、停止指示は現在どうなっているのだろうか。

停止指示後の想定では、無許可の岩礁破砕を確認後に無許可分の原状回復を指示して従わなければ岩礁破砕の本許可取り消しということになっていました。

ブロックが投下が再開された日でも朝からカヌーや抗議船での抗議の声があげられています。

されど午後にはブロック投下付近でフロートやオイルフェンスを設置するなどの作業が進められています。

対策されないから起きるパンケーキクラッシュの原因とは

建物の1フロアだけがつぶれる、パンケーキクラッシュ
阪神淡路大震災では1階や4階、5階だけなど特定のフロアだけつぶれる被害が相次ぎました。
こうしたビルの倒壊を専門家たちはパンケーキクラッシュ呼び、直下型地震の特徴とも言われます。

この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。
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ひずみ集中帯と首都直下地震の予知
火山噴火の種類と地震の仕組みとマグマ発生の関係
火山噴火の予知とリアルタイムで監視する気象庁
わいた温泉郷と富士山噴火の予兆という嘘の数々
半数が間違う地震対策

地震災害パンケーキクラッシュ画像:池上彰と考える巨大地震Ⅲより

パンケーキクラッシュを起こしたビルをよく見てみると鉄筋コンクリートの中から鉄筋がむき出しになっています。

ではなぜ頑丈なはずの鉄筋コンクリートがつぶれたのでしょうか。

パンケーキクラッシュはメキシコの1985年9月19日に起こったマグニチュード8の地震で建物がまるでパンケーキのように縦にグシャッとつぶれたことからこのように呼ばれています。

このメキシコの地震はテスココ湖を埋め立てた特殊な地盤にあったことから、長周期変動という通常より長い周波数、周期でゆれる振動の低周波振動ともよばれ振動でこれによる被害が注目された地震でもあります。

パンケーキクラッシュは軟弱な地盤特性と建築基準の甘さが原因とされて、デザイン性重視をしすぎた建物や駐車場やピロティーなど壁が無い場所、鉄骨のつなぎ目で起こり、柱が上の階を支えることができなくなってそのフロアをつぶすように倒壊します。

1981年に建築基準法が大幅に改正されましたがそれより以前の、現在(2015年)築35年以上のビルは首都直下地震で倒壊する可能性があります。

ゆれを押さえる建築としてオイルダンパーを使う構造があります
オイルダンパーとはビル中央の立体駐車場を囲むように住居棟を作り、その強度の違う二つの建物をゆれを吸収するオイルダンパーでつなぐことで互いにゆれを吸収し打ち消しあい見た目上でもほとんど揺れない建物を建築をすることができます。

見た目やおしゃれじゃないからやらない?つっぱり棒など地震対策について

さまざまな間違った耐震対策
いろいろな耐震対策をされている方も入るかもしれませんが、実際地震が起きたときにほぼ効果が無いと言うようなことも多くあります。
見た目が悪くおしゃれじゃないからと対策をしないことも多いようです。

この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。
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対策されないと起きるパンケーキクラッシュ

つっぱり棒防災対策画像:池上彰と考える巨大地震Ⅲより

この番組に送られた対策の204つの内約40%にあたる77つが間違った地震対策とされました。

例えば天井と棚の隙間に本など物をおいたり小さな隙間にシーツなどを入れて押さえる方法ですがこれは地震が起きるとほぼ効果がありません。
しっかりと人の力で詰め込んでもずれて外れてしまいます。

つっぱり棒で固定する場合は棚の奥側がいいとされています。
棚が揺れたとき後ろには壁があり倒れないですが前にゆれる場合には奥が浮く形になるからでしょうね。

L字型の固定器具で壁に固定するのも良いです。
壁にネジなどで固定する場合には壁の中にある桟の部分にしっかりと取り付けることが重要です。
薄い壁のみにネジを通した場合だとしっかりと固定できなくなります。

棚などの家具の下に敷く転倒防止用のシートがありますがこれは効果的です。これはシートがわずかに壁側に角度を付けて安定させるためです。
しかしダンボールなどを代わりに使った場合には効果がありません。

ジェルマットを使う場合にはホコリや水分に弱いため、頻繁に動かす物の下に使うのはあまりよくないようです。
テレビを固定する場合にはジェルマットが効果的でチェーンで壁に固定するのも良いですが、そのテレビを置いている台を固定するのを忘れてはいけません。

わいた温泉郷と富士山の火山噴火の予兆という可能性の嘘

ここでは火山の恵みの温泉、わいた温泉郷と、富士山噴火の予兆と噂される嘘について話します。

この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。

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対策されないと起きるパンケーキクラッシュ

地獄でほかほかと煮えるおいしい鳥。
地獄と言うのは温泉で噴出す蒸気のことです。
番組で紹介されたのは涌蓋山(わいたさん)のわいた温泉郷です。

ここでは地中から吹き出る蒸気を地獄と呼びその地獄で料理がされています。場所によっては工夫して蒸気の量を調節することもでき、その地獄でほうれん草をおひたしにすると1分で燃料などを使わずに調理ができます。他にもいろいろな物で蒸気を活用することができて燃料入らずです。

地獄はほかにもタンクの水を沸かしてお湯にしたり、室内の暖房まで燃料を使わずいつでも部屋中を温かく保てます。

わいた地獄の温泉室内暖房画像:池上彰と考える巨大地震Ⅲより

さらに蒸気を使ったコタツや乾燥室といった設備などもあります、コタツは中においたかめの中を蒸気がとおり抜ける仕組みになっています。

お風呂に関してはほとんどどの家でも24時間源泉掛け流し!、いつでも入りたいときに温泉に入れることができます。冬はいつでも暖かく地獄のおかげで天国のようなわいた温泉郷です。
冷え性で電気や燃料使うのにも悩んみ冬が苦手な私からすると冬が快適なんてあこがれます、住んでみたくなります!

現在地熱発電が注目されていますがこういった温泉の観光地の近くでは地熱発電所を作って温泉が出なくなってしまわないのだろうかということで、その他で地熱発電をできないか開発が進められ観光地への配慮が課題になっているようです。

話は本当にがらりと変わり富士山の話になりますが、

富士山噴火の予兆、前兆のうわさについて
氷筍の溶け出しや、コウモリの異常繁殖、富士山の北東側で約300mの路面崩壊、河口湖の水位の異常低下、富士山4合目で雪崩の発生、富士山周辺で地下水のあふれ出しなど

富士山周囲でいろいろな異常現象が発生し富士山噴火の予兆ではないかとされてきましたが、

氷筍の溶け出しは、雪が少なかったのが原因で、西湖のコウモリが10倍に増えたのは、地震で他の洞窟が落盤して住みかを失ったコウモリが集まったのが原因です。

富士山北東側の路面崩壊は、雨が降り雪解けが進んで道路を侵食したのが原因で、河口湖の水位の異常低下は、降水量が少なかったのが原因でした、春以降に水位は回復しましたが回復した分については週刊誌の特集など無かったという。

富士山4合目の雪崩の発生は、大量に雨が降ったのが原因です。

とこれらは全部が嘘だったと言う事で番組では何も話題にあがりませんでしたし前兆はまだ確認されてないようですね、

火山噴火の予知と火山性微動などリアルタイムで監視する気象庁

ここでは火山噴火の現在の予知技術と気象庁、正確な予知が成功している有珠山ついて話します。

この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。

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半数が間違う地震対策
対策されないと起きるパンケーキクラッシュ

気象庁内には火山を担当するエリアと地震を担当するエリアがあり、火山エリアでは火山をリアルタイムにサーモグラフィーなどを使って監視しています。

日本の火山は、札幌管区気象台、仙台管区気象台、福岡管区気象台と気象庁本庁の情報センターで火山を監視して、火山が噴火した際には携帯のエリアメールなどで速報を流すことを決め今年(2015年)の夏までに導入を予定しています。

地震エリアではその日起こった地震を自動で検地して監視していますが、一日に起きるマグニチュード1以上の地震は約500回/日です。それを全国約1400か所に設置している地震計でとらえています。
モニターの前では全国で発生した地震をチェックして地震速報として発信しています。

地震予報の気象庁画像:池上彰と考える巨大地震Ⅲより

気象庁の西出 則武長官によりますと、
噴火したことを知った上で地震活動をみると確かにこれは前兆だったと言えますが、噴火を知らない段階で過去との比較をしていくと、それ以前に非常に小規模な噴火がありましたが、そのときの地震活動や微動と比べて火山性微動もほとんどおこらない地殻変動もほぼないということから、

その時点で地震活動をとらえて噴火の前兆であり、警戒レベルを上げれなかったのはやむ得なく、あの被害で警戒レベルを上げていれば犠牲者をゼロにできたと言うことを考えれば非常に残念だという。

マグニチュード9という非常に超巨大地震がおこったことによって地下の力のバランスが前と違うのは事実で地震活動と火山活動、両方を注意深く見ていく必要があるとしている。

予知に関してはまだまだの部分がありコミュニケーションとっていくのが大事としているようです。

火山の予知はとても難しいのですけれども、火山噴火の予知に成功し人的被害がゼロだった事例があります。

2000年の有珠山の噴火です。
噴火の2日前に有珠山の噴火する可能性が高いと発表して、これにより周辺の住民約1万6千人が非難することができました。

そこで前線に立ち活躍したのが火山学者が北海道大学の岡田 弘名誉教授です。

いつ、どこで、何が、どのくらいの規模で、どういう風に、と5つの要素を厳密に知ると言うのは無理ですが、しかしながら出来る事として、火山が発症している症状を診断しておかしい、何か対策をして直撃を受けないようにしたいと言うことはできるといいます。

有珠山噴火を予知できた理由についての大きな3つの要素があります。

一つ目は、過去の噴火の記録、
有珠山の噴火は過去の噴火で詳細な記録がのこされており、噴火の前に起きるさまざまな観測データが蓄積されています。
専門家では有珠山は嘘をつかない山と言われていて1910年の噴火と非常に似ています。

噴火の30時間前からの地震の数があきらかに上昇しこのような過去の噴火前兆データから危険を察知していたという。

2つ目に、火山のホームドクターがいたこと、
5人の職員で24時間貼りつけて常時見守っていた。岡田教授は有珠山を常に観測するためにふもとにマンションを借り21年間有珠山を見続けていたという。

3つ目は、自治体と住民の連携です、噴火が予知できたときに周囲の人が信じてくれなければならなく、岡田教授は常日頃から行政や住民に何をすべきかを伝えてきていました。

実際に避難指示をだした山中町長も岡田教授には絶大な信頼をおいています。岡田教授のようにフィールドで研究をしている火山の専門家が分かりやすく行政が今何をすべきか、住民は何をすべきかを分かりやすく解説してくれたといいます。

前兆には下から突き上げるようなドスンとした感覚のゆれがあったようで、おかしいと感じた住民が「とにかく岡田先生のところへ電話すればよいんじゃないか」と連絡をったようです。

連携についてそのくらいの事とも思えるかもしれませんが、1977年8月の有珠山噴火の時には今もう間違いなく噴火するだろうとなったときでも地元では噴火の前日花火大会をしていたと、噴火の情報はつかんでいたけど住民に伝えきれなかった苦い経験があります。

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