フォーマット設定でアロケーションユニットサイズとファイルシステム
4GB前後しか使えない、録画だと30以上録画できない、そんな時にはフォーマットの種類を疑って見ます。
4GB前後しか使えないのはexFATが原因ですが、フォーマットをしようとするとファイルシステムやアロケーションユニットサイズの設定があります。exFATとNTFSとFAT32とFAT16を選ぶことができ種類があるので簡単にまとめて見ます。
選ぶファイルシステムの種類とは
FAT16はまず使われていない古い形式なので割愛します。
FAT32はWindows 2000とXP、Vista、7で使えます、しかし何よりの欠点が一つのファイルに付き4GBまでしか扱えないことです。認識では32GBまでできるようです。
XP時代のHDDを使っているとこのフォーマットになっていることがありますね。
テレビ番組を録画をしていると30分前後しか録画ができない、私の場合は35分前後で止まってエラーも出ないので録画ソフトの設定や不具合なのかと悩みました。しかしその原因はこのFAT32にフォーマット設定されていたことです。
NTFSは扱えるファイルの容量に制限が無く、現在ほとんどで使われているフォーマットのファイルシステムです。しかし書き込み速度は一番遅いらしい。
exFATはフラッシュメモリやメモリーカード向けのフォーマットで書き込み速度がとても速いようです。
USBフラッシュメモリなどではこのフォーマットにすると良いかもしれません、ただしまず使ってることはないでしょうけどXPの古いバージョンでは対応していません。
XPではOSをインストールできなく、Windows VistaのReadyBoostもwindows 7からでないと使用できません。
ReadyBoostはHDDのキャッシュとして使って読み込みを早くする機能です。
USBフラッシュメモリならexFATをためして見て、その他のハードディスクならNTFSですね。
選ぶアロケーションユニットサイズとは
アロケーションユニットサイズとはファイルを管理する最小の値です。
32キロバイトを選択している時に2キロバイトのファイルや断片を書き込もうとすると残りの30キロバイトはクラスターギャップとなり無駄に容量を占領することになります。
ですがほとんどの場合標準のアロケーションサイズで問題ありません。
現在はWindows 7で見てみると標準の値は
NTFSなら4096バイト(4キロバイト)、
exFATなら32キロバイトが選択されています。
速度に影響するのかexFATはだいぶ大きめの値をとっていますね。
ほとんどの場合はこの標準値で大丈夫です。
私のように録画をしたりファイルの容量が大きいことが多いなど、保存用のハードディスクにするならアロケーションユニットサイズを大きいサイズにしてみるのもいいです。
XPだと4096キロバイトまでしか選択できませんが、Windows 7だと64キロバイトまで選択できますね。
クラスターギャップを減らすためにアロケーションサイズを小さくしたいところですが、小さくすると今度はファイルが細かく分かれてしまいます。
古いXPのころはファイルの断片化も多かったですが、最近は最適化や転送速度も上がってきているのでアロケーションユニットサイズで深く考える必要はないでしょう。
ファイルの容量が大きいことがほとんどなら大きめのアロケーションユニットサイズを、その他は標準の値で大丈夫です。
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