宇宙服の中は0.3気圧、0気圧でも人の体は膨れない
0気圧内に入ると宇宙服が膨れ上がって動きにくくなるために
0.3気圧まで下げられています
普段私達がいる地上は1気圧の圧力がかかっているわけですが
0.3気圧状況下にいると聞くとえらく低い気圧のように感じますね
映画でよく0気圧になってしまって体が膨らんだり破裂してしまうような表現がありますが
実際は体が膨らんだりする事はないようです
しかし耳や肺など急激な減圧に器官はあります
真空なのでさらされた部位の水分蒸発してしまいます
宇宙での温度もまともにさらされる訳にはいかないので
宇宙服が必要になります
今では膨らんでいてもこもこしていないような
薄いものが開発されているようですね
私は宇宙服を調べ始めた今の今まで人の体が0気圧内にはいると
体が膨らんだり破裂してしまうのだと思ってました
周りの人からもそう聞きましたし、映画で見た影響も大きかったです
こう思っている人まだ多いんじゃないでしょうか?
最近の映画では0気圧状況下に置かれるような場面を見ることがなく
ちょっと昔の映画でも3回くらいしかみたことありませんが
映画やゲームでの表現も変わっていくでしょうか
0.3気圧でも窒素が気泡となり毛細血管を詰まらせる減圧症の危険があります
潜水病とも呼ばれたりしますね
減圧症を防ぐために窒素を体外へ出すプリブリーズを行います
同じく気泡で毛細血管を詰まらせると言う事で高山病を見かけます
「高山病は酸欠ではありません」と言う記事も見かけましたがおそらく違います
高山病は低酸素で起きる症状をさします