2015年2月 のアーカイブ

アルミでできたアイスクリーム専用スプーンが簡単にすくえる理由

アイスを食べるのにカチカチになったアイスでも魔法のように気持ちよくアイスをすくえるアイスクリーム専用スプーンがあるといいます。
それは高田製作所で作られている一本3千円と高額なのだけど売り切れ続出で2~3ヶ月待ちにもなっている体温でアイスを溶かすスプーンです。

amazonで探してみると今は7000円近い値段になっていますね。
たけしのニッポンのミカタという番組でも見かけましたがそのときは3240円で売られていました。
この値段でも発売当初から話題で3年で5万本を販売しています。

このスプーンを販売しているのは東京文京区にある、時計やインテリアを企画製造販売しているタカタレムノス(Lemnos)で、そこでデザイナーの寺田 尚樹さんが発案しました。寺田さんもアイスを食べるのが好きですぐに食べることができるようにとこのスプーンを発案したといいます。

アルミのアイスクリーム専用スプーン

・アイス専用スプーンの研磨技術
このアイス専用スプーンの製造は元は真鍮製の仏具を作っている高田製作所の工場でつくられています。

作成は鋳型にアルミを流し込み、一つの鋳型から4つを取り出し切断、それから丹念に研磨して作成されます。
アルミニウムは軟らかく削りやすいが変形したり傷がつきやすいため磨きづらく光沢あるスプーンを作るのは難しいようです。

アイス専用スプーンを研磨できるのはこの工場でも二人だけで一本一本研磨して作成、そのため月に作れる数は約1500本しかできないといいます。

実のところは他にもできる人がいるのではないかとも思います、技術はすごいしので他の人でもできるのではないかと、真鍮の仏具も形が複雑で難しそうです。

この数ですとスプーンの研磨は一人当たり一日30本以上は作っている計算になりますね。テレビで見た作業も丁寧なので相当な時間がかかっていると思います。この丁寧さで30本も作れるの?と思えてしまうくらいです。

しかし番組見ていて気になったのですがグラインダーを使うのに軍手をしていますね、長年作業していてグラインダーの種類とかあるのかもしれませんが、グラインダーが手袋を巻き込む可能性があるのでグラインダーを使うときは使わないのが安全の上当たり前とされていますね。

そんな巻き込まないだろうなんて思う人もいるかもしれませんが、グラインダーというのは表面の小さなおうとつに少しでも引っかかってしまったら、その一瞬の内に手袋と一緒に指と手が巻き込まれてしまう可能性があります。なのでグラインダーすれすれまで軍手が近づいて作業をしているのを見ているとちょっとひやひやしていました。

・アイスが気持ちよくすくえる理由
素材、一般的にはステンレスですが、これはアルミニウムが使われています。アルミニウムは熱伝導率が高く温まったり冷えたりしやすい金属です。そのため手の体温がスプーンの先端までつたわりその熱でアイスを溶かしてスプーンをさすことができるということです。

最初に手で温める必要もなくもってすぐにアイスにさすことができます。

アルミニウムの熱伝導率は236[W・m-1・K-1]でステンレスが16.7~20.9、さらにスプーンで有名な銀が420ですね。アルミニウムよりさらに倍と銀の方が熱伝導率が高いです!

銀のスプーンは口につけたときに金属の味がしなくて良いと言われて私もほしいと思っていますが少々お高いのですよね。これでアイススプーンを作ったらいくらになるんでしょうか。アイススプーンは普通のスプーンよりも持ち手がすごく大きいため使う金属の量も普通のスプーンより数倍の量になってると予想されます。

さらにこの持ち手が太い特徴でも、手に触れる面積を増やして手の体温を伝えやすいようにしています。持ち手が大きいから普通のスプーンより力もいれることができます。

持ち手が大きいとスプーンの質量が大きくなると言うことなので、アイスクリームにさす一瞬の間でアイスの温度近くまでスプーンが冷えてしまうのも防いでいるのでは?と思います。
通常のスプーンでアイスに挿しにくいのはスプーンが薄いためスプーンの先端が一瞬で温度が下がってしまうのが一番の原因でないかと私は考えます。

アンドロイドのパワースパイはスマホで居場所が分かるウイルスアプリ

スマートフォンとアンドロイドのニュースで電池残量を調べて相手の位置を特定してしまうアプリと言う物がありました。こんなことになった原因は何なのでしょう。アンドロイドはスマホなどに使われているOSですね。

電池の残量で居場所を特定すると言う物です。これはパワースパイと呼ばれるアプリ、この場合はウイルスといったほうがいいでしょうか、このパワースパイを入れられた相手に対して居場所を特定することができます

GPS不要で消費電力だけで特定
正確には電池の消耗速度で居場所を探すのですが、基地局の距離や間に山やビルがあると通常よりも多く電気を使うことからこの消費電力をアルゴリズムをつかって分析して位置を割り出すようです。アルゴリズムとはプログラムでコンピュータがどのような処理をするかの命令文にあたるようなものです。

つまりGPSが無くても位置を特定できるというもので、感覚的には消費電力をレーダーのようにつかっているのか継続的に消費電力を監視し地形を割り出しているのかといったところでしょうか。

アプリの精度と動作
居場所の把握精度も93%と高く消耗量だけでそこまで正確に特定できてしまうのかと驚きます。GPSを使ったときと変わらないくらいの制度で特定できるといいます。
93%の数値ですが精度だったり成功率だったり言われているので実際はどちらのかと分からないところです。

基地距離と障害物の影響をさぐるだけでは位置まで特定できるとは思えないのでまだ何か他の技術、判断方法を使っていると推測されます。

電池の残量との関係
ではいろいろな機種やアプリを使って消費電力が違うときはどうなるのか?と思いますが。
消費電量に対してもその基地局からの電波受信に使った電力だけを入手することができるようです。
このことから正確にはバッテリーや電池残量とかまったく関係なくて、スマホ内で使っている電気の量を監視していると言えますね。

なぜ電池残量なんてタイトルでニュースに取り上げられるようになったのでしょうか。私もこの記事で消費電力や電池の消耗量など混在して記述していますが、ニュース見ているとバッテリーの消費量データなどで説明されているので電池残量になったのではないかと思います。

けれどもこんな技術があるなら無駄にGPSで衛星を使わなくてもいいのではないかとも思います。この性質上建物や人ごみ、森のなかだったりすると正確な情報をしることができないのでしょうか。いっそGPSとは別にレーダー的な機能をつけてもよさそうですね。

移動していないと特定できない?
実験では14kmを移動する4つのルートで追跡に成功となっているので移動してないと分からないのかもしれません。4ルートとなってますが93%の成功率となっているので複数同時なのかもしれませんが検証回数は4回だけというわけではないようですね。少なくとも30回くらい検証しているのでしょうか。

しかしなぜバッテリー情報を入手できるようになっているのか。電池残量を使うアプリでもあるのでしょうか?利用者の同意なしにほぼすべてのアプリでバッテリー情報が入手できるようになっているようです。

現状アプリの対応
アンドロイドの欠陥とも言われていますがまさか電池消費量でと予期できなかったところでしょう。
バッテリーを抜き取る以外に対策が無いとも言われています。
動作の性質上で電波が届かなかったり、電源を切っている場合には一時的にでも判断することができなくなるでしょう。

現在は179個のアプリに対してその供給者にバッテリーの消費状態を送っていることを確認しているようです。
スマホはパソコンのように細かい操作や設定ができずいつの間にかウイルスがと危険な事が多いですね。スマホ自体が自由の利かない一つのアプリ感覚のように見えます。

元は科学雑誌のサイトの「MIT Technology Review」っていうところからの情報だったのですがここは科学ニュースサイトとして面白そうですね、英語読めませんけど。

対策されないから起きるパンケーキクラッシュの原因とは

建物の1フロアだけがつぶれる、パンケーキクラッシュ
阪神淡路大震災では1階や4階、5階だけなど特定のフロアだけつぶれる被害が相次ぎました。
こうしたビルの倒壊を専門家たちはパンケーキクラッシュ呼び、直下型地震の特徴とも言われます。

この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。
首都直下地震の確率と最新情報、火山の災害や予知。メインページ

地震と火山予知他の他の記事はこちら。
ひずみ集中帯と首都直下地震の予知
火山噴火の種類と地震の仕組みとマグマ発生の関係
火山噴火の予知とリアルタイムで監視する気象庁
わいた温泉郷と富士山噴火の予兆という嘘の数々
半数が間違う地震対策

地震災害パンケーキクラッシュ画像:池上彰と考える巨大地震Ⅲより

パンケーキクラッシュを起こしたビルをよく見てみると鉄筋コンクリートの中から鉄筋がむき出しになっています。

ではなぜ頑丈なはずの鉄筋コンクリートがつぶれたのでしょうか。

パンケーキクラッシュはメキシコの1985年9月19日に起こったマグニチュード8の地震で建物がまるでパンケーキのように縦にグシャッとつぶれたことからこのように呼ばれています。

このメキシコの地震はテスココ湖を埋め立てた特殊な地盤にあったことから、長周期変動という通常より長い周波数、周期でゆれる振動の低周波振動ともよばれ振動でこれによる被害が注目された地震でもあります。

パンケーキクラッシュは軟弱な地盤特性と建築基準の甘さが原因とされて、デザイン性重視をしすぎた建物や駐車場やピロティーなど壁が無い場所、鉄骨のつなぎ目で起こり、柱が上の階を支えることができなくなってそのフロアをつぶすように倒壊します。

1981年に建築基準法が大幅に改正されましたがそれより以前の、現在(2015年)築35年以上のビルは首都直下地震で倒壊する可能性があります。

ゆれを押さえる建築としてオイルダンパーを使う構造があります
オイルダンパーとはビル中央の立体駐車場を囲むように住居棟を作り、その強度の違う二つの建物をゆれを吸収するオイルダンパーでつなぐことで互いにゆれを吸収し打ち消しあい見た目上でもほとんど揺れない建物を建築をすることができます。

見た目やおしゃれじゃないからやらない?つっぱり棒など地震対策について

さまざまな間違った耐震対策
いろいろな耐震対策をされている方も入るかもしれませんが、実際地震が起きたときにほぼ効果が無いと言うようなことも多くあります。
見た目が悪くおしゃれじゃないからと対策をしないことも多いようです。

この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。
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地震と火山予知他の他の記事はこちら。
ひずみ集中帯と首都直下地震の予知
火山噴火の種類と地震の仕組みとマグマ発生の関係
火山噴火の予知とリアルタイムで監視する気象庁
わいた温泉郷と富士山噴火の予兆という嘘の数々
対策されないと起きるパンケーキクラッシュ

つっぱり棒防災対策画像:池上彰と考える巨大地震Ⅲより

この番組に送られた対策の204つの内約40%にあたる77つが間違った地震対策とされました。

例えば天井と棚の隙間に本など物をおいたり小さな隙間にシーツなどを入れて押さえる方法ですがこれは地震が起きるとほぼ効果がありません。
しっかりと人の力で詰め込んでもずれて外れてしまいます。

つっぱり棒で固定する場合は棚の奥側がいいとされています。
棚が揺れたとき後ろには壁があり倒れないですが前にゆれる場合には奥が浮く形になるからでしょうね。

L字型の固定器具で壁に固定するのも良いです。
壁にネジなどで固定する場合には壁の中にある桟の部分にしっかりと取り付けることが重要です。
薄い壁のみにネジを通した場合だとしっかりと固定できなくなります。

棚などの家具の下に敷く転倒防止用のシートがありますがこれは効果的です。これはシートがわずかに壁側に角度を付けて安定させるためです。
しかしダンボールなどを代わりに使った場合には効果がありません。

ジェルマットを使う場合にはホコリや水分に弱いため、頻繁に動かす物の下に使うのはあまりよくないようです。
テレビを固定する場合にはジェルマットが効果的でチェーンで壁に固定するのも良いですが、そのテレビを置いている台を固定するのを忘れてはいけません。

わいた温泉郷と富士山の火山噴火の予兆という可能性の嘘

ここでは火山の恵みの温泉、わいた温泉郷と、富士山噴火の予兆と噂される嘘について話します。

この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。

首都直下地震の確率と最新情報、火山の災害や予知。メインページ

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ひずみ集中帯と首都直下地震の予知
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対策されないと起きるパンケーキクラッシュ

地獄でほかほかと煮えるおいしい鳥。
地獄と言うのは温泉で噴出す蒸気のことです。
番組で紹介されたのは涌蓋山(わいたさん)のわいた温泉郷です。

ここでは地中から吹き出る蒸気を地獄と呼びその地獄で料理がされています。場所によっては工夫して蒸気の量を調節することもでき、その地獄でほうれん草をおひたしにすると1分で燃料などを使わずに調理ができます。他にもいろいろな物で蒸気を活用することができて燃料入らずです。

地獄はほかにもタンクの水を沸かしてお湯にしたり、室内の暖房まで燃料を使わずいつでも部屋中を温かく保てます。

わいた地獄の温泉室内暖房画像:池上彰と考える巨大地震Ⅲより

さらに蒸気を使ったコタツや乾燥室といった設備などもあります、コタツは中においたかめの中を蒸気がとおり抜ける仕組みになっています。

お風呂に関してはほとんどどの家でも24時間源泉掛け流し!、いつでも入りたいときに温泉に入れることができます。冬はいつでも暖かく地獄のおかげで天国のようなわいた温泉郷です。
冷え性で電気や燃料使うのにも悩んみ冬が苦手な私からすると冬が快適なんてあこがれます、住んでみたくなります!

現在地熱発電が注目されていますがこういった温泉の観光地の近くでは地熱発電所を作って温泉が出なくなってしまわないのだろうかということで、その他で地熱発電をできないか開発が進められ観光地への配慮が課題になっているようです。

話は本当にがらりと変わり富士山の話になりますが、

富士山噴火の予兆、前兆のうわさについて
氷筍の溶け出しや、コウモリの異常繁殖、富士山の北東側で約300mの路面崩壊、河口湖の水位の異常低下、富士山4合目で雪崩の発生、富士山周辺で地下水のあふれ出しなど

富士山周囲でいろいろな異常現象が発生し富士山噴火の予兆ではないかとされてきましたが、

氷筍の溶け出しは、雪が少なかったのが原因で、西湖のコウモリが10倍に増えたのは、地震で他の洞窟が落盤して住みかを失ったコウモリが集まったのが原因です。

富士山北東側の路面崩壊は、雨が降り雪解けが進んで道路を侵食したのが原因で、河口湖の水位の異常低下は、降水量が少なかったのが原因でした、春以降に水位は回復しましたが回復した分については週刊誌の特集など無かったという。

富士山4合目の雪崩の発生は、大量に雨が降ったのが原因です。

とこれらは全部が嘘だったと言う事で番組では何も話題にあがりませんでしたし前兆はまだ確認されてないようですね、

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