首都直下地震の確率と最新情報、火山の災害や予知について
最近になって立て続けに起きている地震、2014年だけでも日本周辺で発生した地震は6000回を超えています。
一日20回弱の地震が起こっていることになります。
この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。
番組は首都直下地震、そのときなにをすれば良いか?についてクイズ形式で放送。
問題についてはクイズ形式ではありませんがここにまとめます。
他の記事についてはこちら。
・ひずみ集中帯と首都直下地震の予知
・火山噴火の種類と地震の仕組みとマグマ発生の関係
・火山噴火の予知とリアルタイムで監視する気象庁
・わいた温泉郷と富士山噴火の予兆という嘘の数々
・半数が間違う地震対策
・対策されないと起きるパンケーキクラッシュ
ここから池上彰と考える巨大地震Ⅲで出題された問題の回答一覧です。
・木造家屋の2階にいるときスマホから緊急地震速報が来た場合にとる行動は?
トイレなどは柱がありとても丈夫なつくりになっていますが、家自体が崩壊してしまい1階にあることが多いトイレがつぶれてしまう可能性もあります。そのため1981年以前に立てられた古い耐震基準の家はすぐに地震対策をするようにとのこと。外に逃げるかどうかは状況で判断します。
・オフィスにいるときに緊急地震速報が出たとき”まず”とる行動は?
まず起こす行動は自分の身を守ることが正解です。緊急地震”速報”なので、この辺りでもまもなく”すぐ“に地震が起きると言う警報になるので、まずは机の下に隠れたり、倒れてきそうな家具から離れたりして自分のみを守ってから次のことを考えるようにします。
家族などに電話する場合でも、緊急通報の回線確保のため通信規制が行われ電話は9割以上がつながらない状態になります。
・エレベーターに乗っているときに巨大地震が発生した場合にする行動は?
新しいエレベーターでは何もする必要がないのですが、すべての階のボタンを押すが正解です。エレベーターは地震の場合落下することはまずありません。たとえ吊っているワイヤーがすべて切断されたとしても非常止め装置が作動して停止します。
地震の初期微動を感知したエレベータは自動的に一番近い階に移動して停止後ドアが開き、この地震時官制運転装置という機能は今から5年前(2009年)に設置が義務化されて国内のエレベーターの7割に設置されています。
この機能のない古いエレベーターの場合はゆれを感じたらすべての階のボタンを押し停止した階で速やかに降りるのが正しい行動です。
もしドアが開かず閉じ込められた場合はあわてずにインターホンのボタンを押します。
この場合助けてくれるのがエレベーター、エスカレーターなどの設備の故障を受信する場所で、三菱電機管理のエレベーター関東甲信越8万台を受信できる規模になっている東京情報センターです。
エレベーターに乗っている時に地震が起きたらこの二つの行動どちらかをとることになります。
・歩行者天国を歩いていたときに地震が発生した場合の行動は?
建物の中に隠れるというもありますが、道路の中央でしゃがむのが正解です。
ここでは話されなかったですがビルの近くにいる場合には建物と同じ高さまでガラスなどが落ちてくる可能性があるので建物の中に隠れた方がいいと聞きましたね。
しかし地震が起きた場合には建物の側面には本当にドサドサと物が落ちてくるので、大きなゆれの中など状況によっては建物に近づく方が危ないかもしれません。
・地下鉄の駅にいるときに巨大地震が発生した場合の行動は?
火災が無い場合には落下物に気をつけてとどまるのが正解です。実は地上より地下のほうが安全と言われています。
地下鉄の駅構内は震度7にも耐えられる補強工事がされて、非常灯も4時間は点灯するようになっており暗闇にはなりません。
さらに東京メトロ全駅では帰宅困難者のため約10万人分の備蓄品があります。
東京メトロでは独自で設置した地震計と気象庁からの緊急地震速報を設置し、この二つの情報を受け電車を指示しています。
震度3までは通常通り運転していますが震度4から指示が出て各電車が手動で停止します。
震度5になりますと総合指令所から強制的に緊急停止を行います。
・電車で座っているときに巨大地震が発生したときにとる行動は?
正解は座っている隣の人と手を組む、のも良い、とのこと。座ってる場所は安全なので隣の人と腕を組んでほうりされないようにすると良いようです。
ただ何も知らない人の腕をつかんだり、つかまれたりするのは難しいかもしれません。
隣の家が火事になり、自宅に燃え広がりそうなときにとる行動は?
放置して逃げるが正解。バケツリレーで消すと言うのもありますが、バケツリレーで消せるのはせいぜい家一軒でそれも初期の場合にかぎります。
・別の部屋のドアの隙間から大量の煙がでている、そのときとる行動は?
ドアの隙間から煙がでている場合その部屋の中では高温のガスや煙が一気に燃え広がるフラッシュオーバーが起きているかもしれません。
そこにドアを開けたことで酸素が入り爆発するバックドラフトを発生させる危険性もあります。そのためこの場合はそのままほおっておいて逃げるのが正解です。
自宅にいたら家が崩れて閉じ込められてしまい、助けを呼ぶためにとる行動は?
災害時の周りは捜索ヘリや消防車のサイレンなどとても音が多く、叫んでも声はかき消され体力をうばわれてしまいます。そのためどちらかと言えば壁などをたたくのがいいとされます。
防災笛がありますが、防災笛付きの腕時計タスカルというものもあります。
名前かっこいいと思いましたが、入力して変換しようとするときに気づきました、タスカル→助かるなんですね。
・巨大地震が発生し家が倒壊してしまったとき、どこへ避難するのが正しいか?
避難所と避難場所と似たような名前の場所がありますが、まず避難する場合には避難場所が正しいです。
避難場所は火災などが収まるまで一時的に避難する場所です。広い場所で空き地や学校の校庭などになります。
避難所は家屋が倒壊した人などが一定期間過ごす場所です。後でさまざまな救援物資が送られます。
・怪我をして動けない人がいて担架でではこびたいときに何で作りますか?
担架は物干し竿とティシャツで簡単に作れます。2本の物干し竿に5~6枚用意したティシャツのそでを通すとそれだけで担架が作れます。
オフィスにいるときに巨大地震が発生し揺れが収まった後にとる行動は?
大勢の帰宅困難者が出ることが予想されるため東京都北区困難者対策条例で、会社は従業員の施設内で待機を維持するために3日分の水や食料を備蓄するように努めなければならないとしています。そのためしばらく会社にとどまることが正解です。
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