観測されたグラビティウェブは間違いだった【重力研究】
重力波とはその名の通り重力、時空のゆがみを光速で伝播する波動です。英語だとgravity waveとかっこいい。
しかしまだ重力波は直接観測されたわけでもなく、重力波を伝播させる媒体を重力子と考え呼ばれていますがこれもまだ存在が確認されてはいません。
重力波の検出を1960年代の共振型観測装置を始めいくつかの重力波の観測方法で検出実験を行ってきているようですが検出にいたってないようです。
重力波の観測をする事が一般相対性理論研究の主軸の一つにもなるので重力波の予測や検出の重力研究が積極的に進められているようです。
世間を騒がせた重力波の痕跡は1月30日に研究グループが誤りだと発表したようです、ニュースで見ててましたがすでにwikipediaの最後の欄に掲載されていますね。
宇宙マイクロ波背景放射の偏光をマイクロ波電波望遠鏡で観測し
「原始の宇宙を渡ってきた重力波の直接的イメージを初めて得た」
と発表していました。
しかし重力波の痕跡だろうと発見した痕跡は実際は重力波によって出来たものではなく他の要因による物となりました。
今回発見された痕跡は重力波でも残る痕跡だけども他にも2つの要因で出来る可能性がありました。
それは銀河の塵によって起こるものと重力レンズです。この重力レンズは最近ハッブル望遠鏡で4つの超新星爆発を観測したことでも話題になりましたね。
>>重力レンズで4つの超新星爆発を確認、重力レンズのメカニズム
そして今回発見された痕跡は銀河の塵によるものではと指摘があり、発表は誤りだとしたようです。
この痕跡が重力波で、宇宙が誕生するときに発生した「原始重力波」だということで発表されたときには世間を揺るがすほどのニュースだったようですね。
今回は誤りで残念ではありましたが重力波の観測は世界各地の重力波望遠鏡によって研究されていますね。
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