細胞老化の原因となるテロメアの長さを一定に保つ方法を解明
4月8日関西学院大学理工学部・田中克典教授およびそのグループが
米国イリノイ大学シカゴ校医学部・中村 通教授のグループ等との共同研究で
染色体の末端部テロメアの長さを一定に保つ仕組みを解明したと発表した
研究ではヒトの細胞にも適応できる知見が高いとされる
分裂酵母という酵母菌を用い
テロメアの長さを一定に保つ仕組みにとりくんだ
かつてSUMOと言うタンパク質がテロメアが通常より長くのびる現象を発見
SUMOを目印としてTpz1タンパク質とStn1タンパク質の相互状態を制御、
テロメラーゼの細胞周期に合わせて調整している事が明らかとなった
この研究により分裂酵母の知見をヒトの細胞に適応できる可能性が高く
抗がん剤の開発や細胞の老化を防ぐ研究への展開が期待できるようだ
テロメラーゼとは、ヒトでは生殖細胞・幹細胞・ガン細胞などでの活性し
反復配列を伸長させる酵素で、細胞分裂が延長される
wikipedia:テロメラーゼ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BC
テロメアとは、染色体の末端部で細胞寿命やガン化と密接に関係していると考えられており
細胞分裂でテロメア配列が失われ長さが短縮する
テロメア以外にも細胞老化の原因があると考えられているが
テロメアの短縮が、細胞分裂回数の制限による細胞老化の条件とされている
wikipedia:テロメア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%A2