日本でレアメタル、リチウムを海水から抽出、原理と方法、課題について

日本でレアメタル、リチウムを海水から抽出、原理と方法、課題について

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リチウムは31種類あるレアメタルの1種です
掘れば出てくるものですが南米に偏っています
抽出さえできれば海水の中に無尽蔵に含まれてる物質です

リチウムの使用用途としては
電池としてコイン型のリチウム電池や
リチウムイオン電池を携帯機器に使われています

他に核融合炉で発電の原料として使われます
重水素も使われるのですが海水から取る事ができ
リチウムも海水から取れるようになれば
海水が燃料となり発電できる事になります

現在日本ではリチウムを100%輸入に頼っていますが
日本の世界でのリチウム使用量は3位です

世界に埋蔵してられるというリチウムの埋蔵量は
ボリビアで540万トン、チリで300万トン
世界に約3000万トンのリチウムが埋蔵しています
そのうち毎年使用されるリチウムが2万トンです

日本のリチウム抽出技術が最近話題になっていますが
2013年2月にボリビアで海水からリチウムを抽出する本格的な実験が始まりました
2014年2月7日に海水からエネルギーを使わず低コストで抽出する技術を開発したと
日本原子力研究開発機構の核融合研究開発部門が発表しています
日本原子力研究開発機構によると回収する技術で世界初と言う事です

今までの抽出は南米の塩湖の水を
一年以上かけて自然蒸発で回収する方法しかありませんでしたが

新しい技術は海水とリチウムを含まない希塩酸の間を
リチウムだけを通すセラミックを使ったイオン伝導体の膜に電極を付けて仕切ると
リチウムの濃度差により海水のリチウムが希塩酸に膜を通過して移動する
このとき海水と希塩酸側の電極の間に電気が発生するようです

使った膜は5c㎡で25?の海水から30日間で2mgの高純度リチウムを希塩酸に採取できたようです
回収率は7%
膜の製造も比較的値段が高くコストが課題に上がっているようです

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