不可能と言われていた宇宙太陽光発電の無線送電実験に成功、原発一基の発電量

不可能と言われていた宇宙太陽光発電の無線送電実験に成功、原発一基の発電量

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JAXA(宇宙航空研究開発機構)によって宇宙空間に設置されたソーラーパネルから地上に無線で送電する実験が成功したようですね。
今回は55mの距離を1.8kWのマイクロ波で飛ばして300W以上を電気戻すことができたようです。

宇宙太陽光による発電は不可能とも言われていたようですが3月8日に送電の実験が成功して、次の開発研究に向かうことができます。

当初は3月1日に実験をする予定でしたが悪天候にともない8日に変更されました。

送電方法は電気をマイクロ波に変えて送電する方法ですが、この方法だと天候などの影響を受けずに発電し送電することができます。

以前私が聞いていたものでは弱いマイクロ波を広い面で受けると聞いていた気がしますが、実際には直径2~3kmもの超巨大なソーラーパネルを使うことになるようで、マイクロ波もとても強力な物になりピンポイントで狙った場所に照射して当てる必要がでてきます。

そのため人間に当たったら危ないだけでなく、周りの環境にも悪い影響を発生させる可能性があるようです。
SF映画で出てくる宇宙からの太陽光兵器を想像してしまいますね。

昼夜問わずに発電できると言うことから常に地球の影にならない場所を旋回するのでしょう。

1980年ごろから日本でも研究が進行してきたようで、やはり宇宙を使うので実験など難しいのだろうかと考えていましたが、

今回の実験は地上で行われています。兵庫県の三菱電機による試験場の送電アンテナから55mの距離にある受電用のアンテナに送電する実験が成功しました。

無線送電用の送電アンテナ

宇宙太陽光発電の無線送電、送電アンテナ
無線送電用の受信アンテナ

宇宙太陽光発電の無線送電、受信アンテナ
Image credit:asahi.com

まだまだ実用にはコスト面などの多くの問題がありますが、この2~3kmのソーラーパネルを使うことができれば原発1基分(1ギガワット)にも及ぶ発電量を発生させることができるようです。

何か起これば原発のように後には残りませんが、トラブルでどこにでも照射されてしまう危ない物になるかもしれませんね。
宇宙なので自然災害の影響などの心配はありませんが。

JAXAによると「安全に無駄なく電気を送る重要な技術」とみているようです。

これからの新しい発電手段となる宇宙太陽光発電に期待です。

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