ひずみ集中帯の地図、首都直下地震の予知と確率について

ひずみ集中帯の地図、首都直下地震の予知と確率について

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ここでは地震の専門家4名によるこれからの地震予知と可能性、日本で集中的に地震が発生するひずみ集中帯について話します。

この記事は「池上彰と考える巨大地震Ⅲ」のテレビ番組を元に作成された内容になります。

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要注意「ひずみ集中帯」について

プレートとプレートが押し合うことで日本列島に発生しているゆがみのずれをGPSを使って測定すると、ずれの多きな部分が浮かび上がってきました、この部分が地震が多発している地域と重なりひずみ集中帯と呼ばれています。

ひずみは大きな場所や小さな場所があり、ひずみの集中している場所がわかってきました。このひずみ集中帯で今後地震が起こる危険性が高いのではないかということです。

日本のひずみ集中帯画像:池上彰と考える巨大地震Ⅲより

しかしひずみ集中帯にかけて地震が多いのかと言うとそうでもなく、ひずみ集中帯でも地震が起きてないところもあります。この地域を地震空白域と呼ばれています。

ひずみが溜まっているはずなのに地震が起きていないということは、ここの地震のエネルギーが溜まり続けていて大きな地震が起きる危険性、可能性があるのではないかとされています。

地震の専門家4人の話

東京大学地震研究所の平田 直センター長によりますと、
30年以内に首都圏でM7程度の地震が発生する確率は70%と言われています。
今現在から30年後までの確率で今すぐにでも起こる可能性があります。

全国でも首都圏での確率がとても高く、新宿で46%、横浜市で78%と予想されています。

東北大学院理学研究科の松澤 暢教授(地震学)によりますと、
東日本大事震災の”余震”で毎年一回くらいはM7クラスが発生してもおかしくないと言われています。

あくまで余震でM8クラス、南隣、北隣、海溝の向こう側で発生する可能性があり、いつまで余震が続くのかについては現在の研究では分からないとされています。

神戸大学海洋研究開発機構の巽 好幸教授(マグマ学)によりますと、
東日本大震災以降に地震の発生メカニズムが変わっているので”東北から中部地方にかけて”は注意が必要だと言われています。

名古屋大学減災連携研究センターの鷺谷 威教授(地殻変動学)によりますと、
長野北部地震(2014)を起こした断層(糸魚川-静岡構造線)この南側で地震が起きる可能性があり、”長野から山梨”は要注意だと言われています。

大きな地震が起こったことによって構造が変わり新たな地震が起きる可能性ができるということのようです。

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